【機械図面】実際にモノを作れる情報の価値を知っていますか?

機械設計

引き続き、機械設計について書いていきます。

本業なのでいくらでも書くことはあるのですが、まだ書き始めなので内容は少し薄めに、でも私だから書けるわかりやすいものを目指していきますね^_^

今回は機械図面が具体的にどんなものなのかついてお話していきます。

 

機械を作るための情報が入った図面ってこんなの

機械を作るために必要なモノは膨大です。

その中でも、その機械を作るために外せないのは部品ですよね。

部品を作るためにも、いろいろな情報が必要です。

  • 材料
  • サイズ
  • 加工方法
  • 希望納期
  • 希望価格

いくつか挙げてみましたが、これだけでもまったく足りません。

 

上に例として挙げた情報のうち、何度でも同じ部品を作るために必要になる情報が、部品の図面には書かれています。

具体的にはこんな感じですね。

ちょっと画像を作るスキルが低いので、解像度が低いですがご理解ください。

実際に私が本業で書いた図面を公開するわけにはいかないので、この絵は簡単に作った図面のイメージです。

かなり情報は省いて書いてはいますが、この図面ではステンレス製の筒を作ることができます。

このような図面をいくつも作って、機械を完成させていくわけです。

 

もしあなたが口頭でこのステンレスの筒を作ってほしいと業者に依頼したとき、きちんと自分の意図通り伝える自信はありますか?

少なくとも私はありません。どこかのサイズの指示が抜けたり、材質を伝え忘れたりする自信ならあります(笑)

そんな人間が完璧に説明しきることがムズカシイ情報をまとめているのですから、図面一枚に含まれる情報量はたとえ簡単な部品だったとしてもバカにできない量なのです。

 

そんな図面が何十枚、何百枚、下手したら何千枚以上必要になる機械だってあります。

機械は情報の塊といっても過言ではないですよね。

 

機械を作るための図面の価値って?

私が作った図面を公開するわけにはいかないと先ほどいいましたが、それはなぜかといいますと

図面は基本的に社外秘だからです。

必要に応じて、秘密保持契約を結んだ会社同士でしか普通、図面はやりとりをしないと思ってください。

それは図面から読み取ろうとすれば、その会社の加工技術やノウハウ、果ては隠された設計や販売の方針まで読み取れるほどの膨大な情報量が含まれているからです。

なので普通に生活していては、まったく見たことがなくても当然です。

 

私が新人教育をするときは、まず最初に必ず伝えることにしていることがあります。

図面はお金と同じだと思ってください。

印刷してしまった図面は、その価値を知らない人にとってはただの紙です。

ですがその価値はけっして軽いものではありません。

技術が流れて悪用されたり、機械が丸パクリして売ったりといったニュースを見たことがあると思いますが、その裏では図面が流出したという原因がリアルにありえるのです。

ですから取り扱いにはいつもすごく注意していますし、このブログで発信する内容もかなり厳選してからお伝えしています。

機械図面の価値は実感しづらいけれど、とても高いものなのです。

 

【まとめ】情報の価値は無限大

機械図面のことについてお話してみましたが、いかがだったでしょうか?

日本人は危機意識が薄いとよくいいますが、図面に携わる人間としては、まさにその通りだと感じることが多々あります。

 

情報はタダではありません。もっと大事に扱いましょう。

これは図面に限ったことではありません。

情報を出し渋れといいたいわけではありません。情報の価値を知ったうえで行動したほうが良いということを訴えたいのです。

さまざまな情報によって私たちの生活が支えられているのは確かなのですから。

 

それでは今回はこのへんで。

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